タンチョウの写真家が創った”魂”の交流の場

WADA MASAHIRO ART SQUARE

鶴居村のメイン通りにある、ひと際目を引くおしゃれなギャラリーが「WADA MASAHIRO ART SQUARE」です。オーナーは、タンチョウの写真家として著名な和田正宏さんで、自身の作品が常設展示されています。

鶴居村出身の和田さんはタンチョウの魅力に取りつかれ、1968年から撮影を始め、1985年に初の個展「タンチョウの四季」を開催。写真集『北の大地　タンチョウ』などを発表して世界的に注目されました。その後、和田さんの写真を見て多くの人たちが鶴居村を訪れてきたことから、2000年にホテルTAITOをオープンさせます。

その後、「村の顔」になった和田さんは村の未来について意見を求められる機会が増えていく中で、ホテルの経営は息子さんたちに任せ、村人との交流の場として、昨年夏にホテルの隣に、このギャラリー兼カフェ&バーを始めることになったという訳です。

ホテルでは料理も手掛けていたため、この交流の「カフェ&バー」では、店主自ら料理やお酒のサービスをしてくれます。そして気取らぬ性格とあって、話し相手になってくれるのがうれしいですね。今回、たまたま訪れたにも関わらず、釧路のこと、町づくりのこと、果ては今取り組んでいるワイン造りについてと、時間を忘れてお付き合いいただき、ありがとうございました。

そして、タンチョウへの、鶴居村への「愛」にあふれた和田さんの世界に接したひと時に感謝の1日となりました。

reported by CURVY