~人生を豊かにする、可能性の教室~ リンゴ英語教室

子どもの習い事、教育

「自分は引っ込み思案で、人とうまく話すことのできない、パッとしない子どもでした」。中島和泉さんは、自身の子ども時代をこう振り返る。

思春期を迎えた和泉さんは、吹奏楽と出会い、中学そして高校と、クラリネットに没頭した青春時代を過ごした。

中学校と高校で出会った吹奏楽部の顧問の先生が、自分の人生に大きな影響を与えたと、和泉さんは言う。音楽を通して、生きることの意味を伝えてくれたと。

自分が二人の顧問の先生から学んだこと。それは自分が思い描いた理想の自分になるための、地道な努力の積み重ねと、その心構えだ。そして、その地道な努力が、自分のことを認められる自信となって実を結ぶのだと、和泉さんは今思う。

英ロンドンに1年、米ニューヨークに3年の留学経験を持つ和泉さんは、今年6月に開いた『リンゴ英語教室』で、生徒の子どもたちに伝えたいことがある。

本来、子どもは何でもできる可能性を持っている。それなのに、自分は何もできないと思っている子どもがいる。今日の自分は最高だったという自己肯定感を持つことで、子どもたちに自分自身を信じて行動する力を、身につけて欲しい。そして、自分が自分に生まれて良かったと、自分自身の人生に満足を感じて生きていって欲しいことを。

子どもたちに、今日の自分を好きになってもらうために、和泉さんの英会話教室では、英語を好きになってもらうことに重点を置いている。

「できた!」「分かった!」そして「楽しい!」と、子どもたちにたくさん感じてもらうことで、英語が分かる、理解できるという思いを増やせば、子どもは自然と英語を好きになると、和泉さんは言う。

だから、和泉さんは英語教室の子どもたちに宿題を出さない。英語が好きになった子どもたちは、「英語の勉強をやりたい!」と、自分から主体的に課題に取り組んでくれるようになる。

子どもたちの自発性を伸ばすため、和泉さんは少人数のクラス運営に、こだわりを持っている。子どもたち一人ひとりのベストの学び方を探り、その才能をうまく引き出すためには、三人以上のクラスだと、自分の目が行き届かない。これが、和泉さんの英会話講師としての6年間の経験に基づく実感だ。

リンゴ英語教室に、小学三年生から英語の勉強を始めた子どもがいる。その子は、和泉さんにこう言った。「教室へ通うのが、いつも楽しみです!!大人になってもずっと通い続けたいです!!」。

和泉さんはこう考える。周囲から否定される部分が、実はその子どもの強み。子どもたちの強みを認め、尊重することで、子どもたちは「自分にはできるんだ!」という自己肯定感を育むことが可能になると。

和泉さんは最近、嗅覚反応分析士としても活動を始めた。嗅覚は、人間の感覚の中で、もっとも先入観や固定観念に縛られず、ダイレクトに脳と繋がっている。だから、子どもたちの個性や傾向を知りうる有効なツールになると、和泉さんは言う。

和泉さんのご主人は、個人の家庭専門のハウスクリーニング専門店を営んでいる。仕事や家事に頑張る主婦を応援しようと始めたお店だ。

実は、和泉さん自身も、リンゴ英語教室に通う子どもたちだけでなく、仕事や家事に追われ、子どもたちの勉強を見てあげる時間のない、お母さんたちを応援したいという思いがある。

お母さんたちに代わって、愛情を持って子どもたちを教えるというのも、和泉さんの教室の信条。

最後に和泉さんは、取材に訪れたくしろCOTOライター(おいかわ よしのり)に、こう語ってくれた。「英語は、前向きでポジティブな表現を行う言語です」と前置きし、「異なる価値観との出会いは、人生の選択肢を広げ、人生を豊かなものにします。わたしは、英語を通して子どもたちの人生の可能性を広げるお手伝いがしたいと思っています。そして、自分を信じられるから、相手も信じることができ、互いに助け合えるということも、子どもたちに伝えたいと、心から願っています」。

子どもたちの可能性を広げ、子どもたちの人生を豊かにしてくれる英語教室。そんなリンゴ英語教室は、こじんまりとした中にも、大きな夢が詰まった温かな教室です。

Basic Information

名称リンゴ英語教室
代表なかじま いずみ(Izumi Nakajima)
住所釧路市武佐3-15-16
TEL090-6442-7530
ホームページhttps://peraichi.com/landing_pages/view/lingoschool2021/
Eメールlingoschool.2021@gmail.com
SNSInstagram
※写真出典:リンゴ英語教室ホームページ、おいかわ よしのり

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