愛するわがマチ・釧路からゴミをなくしたい!! ゴミ拾いボランティアに、ライターが密着取材!
体験取材『釧路おしゃべりゴミ拾い同好会』in 星が浦海岸
土曜日の朝、午前9時。
集合場所である星が浦6丁目の海岸に、年齢も職業もさまざまな男女10名が続々と集まってきます。中には、音別町からやって来た方も。
やがて彼らは、火ばさみと大きなビニール袋を手に、砂浜へとめいめい散っていきました。彼ら・彼女らの目的は、ズバリ海辺のゴミ拾い!
このグループの名は、釧路おしゃべりゴミ拾い同好会。
参加者全員がボランティアで活動し、二週間おきに開かれるゴミ拾いも、その時来れる人だけ来てくれればというスタンスの、ゆる~いサークルです。
SNSのフェイスブックを見て、このサークルに初参加した、くしろCOTOライター(おいかわ よしのり)も、火ばさみと、釧路市から提供されたボランティア清掃袋を携えて、いざ海岸へ足を踏み入れました。
紙マスクやビニール製の使い捨て手袋、使用済みのペットボトルやプラスチックのかけらなど、目に飛び込んできたゴミを、次々と火ばさみで拾っていきます。
中には、不法投棄したと思われるタイヤといった大物もありました。更には、冷蔵庫なんていう超大物も、砂浜には捨てられておりました。
この日はとても天気が良く、ゴミを拾いながら砂浜を移動して30分が経った頃には、暑さで体がうっすら汗ばんできました。波の音が心地よく、涼しげに聞こえます。
ゴミ拾い参加者宅にたまたまホームステイしており、お父さんが日本人だというカナダの若者・イサオくんが、参加者としてゴミを拾いながら、くしろCOTOライターの方へやってきました。
カナダの海でゴミ拾いをしたことがあるか尋ねると、モントリオール出身の彼はこれまで海を見たことがなく、日本へ来る飛行機の中から、初めて海を見たという答えが返ってきました。
釧路市に住むくしろCOTOライターには、海は当たり前の風景だったのですが、世界で二番目に広い国土のカナダでは、海を知らない人がいるというトリビアに触れることができたのも、楽しくおしゃべりしながらゴミを拾う、釧路おしゃべりゴミ拾い同好会ならではのワンシーンでした。
くしろCOTOライターが奥の砂浜までゴミを拾いに行ったので、サークルの代表である鶴間秀典さんが探しにやってきました。
鶴間さんと砂浜を歩きながら、釧路おしゃべりゴミ拾い同好会を始めたきっかけについて尋ねました。
サークルを始めたのは1年前。自身のライフワークの一つとして、地域のゴミを拾うボランティア活動を行っていた鶴間さんが、自分一人でゴミを拾うことの限界を痛感し、周りの友人・知人に声をかけたのが始まりです。
SNSでも呼びかけた所、これまで会ったこともなかった人が活動を知って参加してくれるようになりました。くしろCOTOライターが取材したこの日も、SNSのフェイスブックを見て初めて参加したという女性が、1名いらしていました。
星が浦海岸では20回ほど砂浜のゴミ拾いを行い、毎回100袋近いゴミ袋が集まったそう。他にも、新富士通りや釧路町の別保公園などでゴミ拾いを重ねてきました。
活動終了の午前10時、この日集まったゴミ袋は70袋でした。
本日の収穫(?)を前に、今日の参加者全員で記念撮影。ずいぶん砂浜がきれいになったと、充実した表情の鶴間さんに、この活動を続けるモチベーションを尋ねると、「釧路をきれいなマチにしたいという思いですね。僕らの活動を通して、釧路にゴミを拾う人が増え、合わせてゴミを捨てる人も少なくなればと願っています」と、穏やかな笑みを浮かべながら答えてくれました。
愛するわがマチからゴミがなくなるその日まで、釧路おしゃべりゴミ拾い同好会の愉快な仲間たちの、ゆる~く楽しいおしゃべりが絶えることはありません。
今度はあなたも、一緒におしゃべり、してみませんか?
サークル名 | 釧路おしゃべりゴミ拾い同好会 |
代表者 | 鶴間 秀典 |
電話番号 | 090-1526-5600 |
参加費 | なし |
釧路おしゃべりゴミ拾い同好会 |